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日本人にとって理想的なNBAプレイヤー

この章では、NBAで活躍しており、かつ、日本人にとって理想的だと思えるプレイヤーをポジション毎に考えました。
正確には全NBAプレイヤーが日本人にとっても理想なのですが。
ただ、日本人プレイヤーがコービーやウェイドのようなスタイルで活躍するとは考えにくいため
NBAで活躍するプレイヤーの中で、日本人的な選手、というニュアンスです。
PG(ポイントガード)とSG(シューティングガード)の選手を上げています。
FとCはちょっとイメージすらできません(^^;)

PG:チャウンシー・ビラップス、スティーブ・ナッシュ

いきなりファイナルMVPと2期連続レギュラーシーズンMVP選手をを理想形として考えましたが
ビラップスはNBA入団当初はSGとしてはサイズが足りず、
PGとしてはボールハンドリングとスピードが足りない、という
中途半端で使いどころが難しいガード、というイメージを持たれていました。
今ではそんな想像もつきませんが。
ナッシュも今でこそ現役最高クラスのPGと認識されていますが
入団当初はそれほど高い前評判ではなかったと記憶しています。

ともに身長190cmぐらいでシュート力に優れているガード、
特に1on1からもスリーを放てるポイントガード、という意味では
日本人も可能性があるのでは、と思っています。
少なくとも、クリス・ポールよりは日本人寄りのプレイヤーかと思います。

ビラップスやナッシュのように身体能力に依存しないプレイ、
シュート力を活かしたプレイ、ダンクに行かずバックシュートやフェイクを使ってゴール下で得点するスキルは
まさに日本人プレイヤーのお手本になるかと思います。
ただしフィジカルが弱くてもいいということではないです。
フィジカルも日本人最高クラスの能力が必須だと思います。

さらにはPGとしてチームをまとめ上げる役割も担うことから
身体能力、シュート力だけでなく、
英語力やそもそものコミュニケーション力も問われるため
日本だけでなく英語圏以外の国の選手はPGとして第一障壁がありますが
オフシーズンにはウエイトトレーニング以外にもかなり苦労する必要があると思います。

SG:レイ・アレン(セルティックス移籍後)、ステファン・カリー

歴代最高のピュア・シューターであり
恐らく2010-2011シーズンでスリー成功数でレジー・ミラーを超えるであろうレイ・アレンと
2010年オールルーキー1stに文句なしで選ばれたステファン・カリーを上げました。
セルティックス移籍後、としていますが、全盛期のレイ・アレンはたぶん日本人にはムリがあると思います(^^;)
レイ・アレンのあまり膝を曲げず素早く放つシュート、
そして、味方からローポスト辺りでスクリーンをもらい
ゴールから離れながら逆サイドに切れてマークを振り切ってのクイックシュート。
これをマスターし、高確率でスリーを決められればNBAプレイヤーとして活躍できると思います。
ただ、これができるのはNBAの中でもかなり少ないと思います。
レイ・アレンの動画。この動画の2分12秒あたりのシュートを撃てれば。。。

2分55秒あたりのノアの前から放つスリーも圧巻。
ボールをもらった時点でディフェンダー(ノア)とのスペースはほとんどなく
残り時間は数秒あったのでシュートフェイクを一つかましてもよかったかとも思いますが
あそこからクイックで放てるのがレイ・アレンでしょう。
同じような強気なプレイをいつか日本人からも見られるか、ちょっと不安になってきました(^^;)


もう一人、同じくシュータータイプで素晴らしいと思うのがステファン・カリー。
1on1からもシュートを放つことができ、ドライブの後のミドルシュートや
フェイントをかけてからのバックシュートは、NBAのディフェンスを相手にも十分に通用しています。
身体能力頼みでダンクに行くのではなく、工夫してゴール下でも得点できるカリーのプレイは
日本人にとっての理想形かと思います。
まずはカリーのようなプレイをJBLやbjで見たいです。

ステファン・カリーの動画はコチラ
(開始後40秒ぐらいからご覧ください)


カリーはサイズも190cm程度と近年では日本人にもちらほら見られます。
派手なダンクをぶちかますプレイヤーでもありません。
しかし、NBA選手のフィジカル(身体能力)テスト結果をご覧いただければわかるとおり、身体能力もかなりのものがあります。
190cmの身長で、フットワークやベンチプレスで、カリーのNBA入団当時のフィジカルテストに近い数字を出せるようになることは必須条件となってくるでしょう。
特にベンチプレス。カリーは83.9kgのベンチプレスを10回こなすパワーも持っています。
ジャンプ力も意外と(?)ありますし、カリーぐらいの身体能力を見に付けられれば日本人として完璧でしょう。

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