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2011年NBAファイナルの結果

ダラス・マーベリックスが栄冠!

2011年NBAファイナルはダラス・マーベリックス(マブス)が優勝!
2011年のNBAファイナルは、ダラス・マーベリックスがマイアミ・ヒートを破って優勝!
MVPは文句なしでダーク・ノビツキーとなりました!

ヒートのディフェンスの脅威

マイアミでの第一戦は特に、
マブスのターンオーバーを誘う積極的なディフェンスが光りました。
個々の能力が高く、激しいプレッシャーをかけ、隙があればダブルチームで囲む。
苦し紛れのパスをスティールして速攻。
粘り強い地道なディフェンスと言うよりは、ターンオーバーを誘発させる積極的なディフェンスが光りました。

ヒートのディフェンスがハマれば、マーベリックスは歯が立たないのでは、と思えるほど
ヒートのディフェンスは機能していました。

ヒートのターンオーバーとリバウンド

ヒートにも課題がないわけではありません。
ウェイド、レブロンも多くのターンオーバーをおかしました。
それは、例えば不用意なパスであったり、トラベリングやダブルドリブルといったものです。

ヒートは良いディフェンスからイージーバスケットを決めるシーンもありましたが
その一方で、気が抜けたとも見えるミスや、
そりゃ吹かれるよ、というトラベリングなどでオフェンスの機会を無くしてしまい
せっかくの良いディフェンスをチャラにしてしまっていました。

もう一つはリバウンド。

ノビツキーはディフェンスリバウンドについては良いリバウンダーですし
チャンドラー、マリオンなどはオフェンスリバウンドにもよく絡み、セカンドチャンスを生み出しました。
マブスはノビツキー以外はかなりフィジカルが強いなと改めて感じました。

ヒートもウェイド、レブロン、アンソニーなどがオフェンスリバウンドを取るシーンもありましたが
ディフェンスリバウンドを堅実に拾える選手がいませんでした。
ボッシュ、ハスレム、アンソニーが、その役割を期待されていたと思いますが、十分に果たせたとは言えません。

マーベリックスのヒートのディフェンスへの対応

ヒートのディフェンスに対するマーベリックスも見事でした。

ペジャ・ストヤコビッチの調子が悪いと見ると出場時間を激減させました。
また、多くの試合でスタメンだったスティーブンソンをスタメンから外してバレアをスタメン起用。

こうなると、サイズ不足が懸念されるのですが
アウトサイドシュートがどちらかと言うと不得意なレブロンにはキッドを付けて
当たり負けと、ドライブで抜かれるリスクを減らし
オフェンスでボールを奪われるリスクも下げました。

他の選手たちもだんだんとヒートの脅威のディフェンスに適応し、
選手起用と個々の選手の対応の両面からヒートの強みを奪いました。

エースたりうるノビツキーの姿

ダラスマーベリックスのエースはノビツキー以外にない。

当たり前のことですが
優勝を決めた第6戦で、それを確信しました。

この試合、ノビツキーはシュートタッチが悪くスリーは決められませんでした。
また、ファウルをもらうこともあまりできませんでした。

いかに実績十分なスーパースターと言えども、
シュートを打つことにためらいが生じてもおかしくはありませんでした。

しかし、ノビツキーは逃げずにシュートを放ち続けました。

後半は5割ほどのシュート率で、試合が終わったときは9/27という結果。

昔のノビツキーだったら、前半調子が悪かったら、27本ものアテンプトはできなかったと思います。

エースとしてやるべきこと。
ミスを恐れず、調子が悪くてもシュートを狙うこと。放ち続けること。
いかに調子が悪くとも、周りの選手がノビツキーを頼りにしていることの証明でもあります。

言うほど簡単なことではありません。
2006年のファイナルでは、ノビツキーの存在感はあまりなく、
テリーの方が目立っていました。
そのテリーもあまり活躍できてなかったのですが。

ノビツキーは2006年のリベンジを果たしました。

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