HomeNBA偉大な選手たち〜ケビン・ガーネット〜

ケビン・ガーネット

211cmというNBAの中でも高い身長と手の長さを持ち
さらにはクイックネス、ボールハンドリング、パスセンス
どれをとっても高レベルのプレイを魅せることができる、ケビン・ガーネット。
ケビン・ガーネットの輝かしい記録と、印象的な発言について紹介していきます。

人間としても一流

ケビン・ガーネットと言えば、まず浮かぶのはオールラウンダーとしての数字ですが
その前に、私がケビン・ガーネットのファンになるきっかけとなった発言について紹介します。

高卒でNBAに入り、すぐに実力を発揮して1998年にNBA最高額での契約更新。
その後も実力を発揮する中で
記者からの「プレッシャーはないのですか」との問いに

チームとして勝つことを期待され

選手として、自分も勝って一番になりたいと思うのは当然のことだ。

だから、それをプレッシャーとは言わない。

本当のプレッシャーとは

2ドルの収入で12人の子供たちを食べさせなければならないような状況だと思う

当時まだ23歳。
この発言は、日経新聞にも紹介されていました。

日本とは異なる環境だから、23歳でもこのような発言ができるのかなと考えさせられます。
コート上のケビン・ガーネットはトラッシュトークがひどくて有名ですがね。

偉大な記録にも関わらず、苦しみ抜いた12年間

高卒からNBA入りしたケビン・ガーネットでしたが
ルーキーイヤーからスーパースターの片りんを見せます。

線こそ細かったものの、高い身長と長い手足、身体能力を生かしたプレイで
徐々に出場時間を獲得します。

チーム事情もガーネットに味方し
高卒ルーキーにも関わらずオールルーキー2ndチームに選出され
筋力トレーニングを重ねることで、得点、リバウンド、アシスト、ブロック、スティールと
オールラウンダーとしての力を蓄えていきます。

ミネソタ・ティンバーウルブズでの12年間で
レギュラーシーズンMVP
リバウンド王
オールNBA1stチーム選出
オールNBAディフェンシブ1st選出
などなど、輝かしいキャリアを重ねます。

しかし、その一方で、ケビン・ガーネット自身の高額なサラリーが影響して十分な補強ができず
個人タイトル、個人成績は超一流のものでも、チームは優勝することはできませんでした。

ようやく手にした栄冠

苦しみ抜いたミネソタでの12年間の後、2007年にボストン・セルティックスへ移籍します。
既にレイ・アレンを加えており
ボストン・セルティックスのフランチャイズプレイヤーであるポール・ピアース、
ピュア・シューターであるレイ・アレン、
そしてケビン・ガーネット
この3人がBIG3(ビッグスリー)と呼ばれ、アウェイの試合でも声援を受けることもあるほど
人気のあるトリオとなりました。

ポール・ピアース、レイ・アレンは、ケビン・ガーネットと同様に、
個人スキルは十分でオールスターの常連になれるほどの選手。
3人ともカンファレンス・ファイナルまでは勝ち上がったことがありましたが
NBAファイナル、優勝の経験はありませんでした。

若手PGのレイジョン・ロンド、
センターのケンドリック・パーキンスの他にも
ジェイムズ・ポージー、グレン・デイビス、レオン・ポウなど
タフで要所で活躍できる選手たちとともに
ついに2007-2008シーズン、NBAファイナルでレイカーズを倒し優勝を成し遂げます。

そして2011年、今年もケビン・ガーネットはボストン・セルティックスでの優勝を目指し
今も奮闘しています。

個人的な希望

これはあくまで個人的な希望でしかありませんが
いつか、引退するときが来てしまったら、
1年だけ、ウルブズで過ごして欲しい。

もちろん、背番号は21番で。

そして、ウルブズ歴代最高の選手として、永久欠番にしてほしい。

これは、KGの気持ちだけでなく、ウルブズにも協力してもらわないと実現できないけど
KGが出て行ってしまったことについては、仕方ないと思っている人の方が多いんじゃないかな。
ミネソタがきっかけでNBA選手になり、ミネソタで育ち、優勝を成し遂げて帰ってきたKGを
あたたかく迎えてほしい。
それぐらい、KGはミネソタのために、尽くしたのではと思います。

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